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11月 20, 2011の投稿を表示しています

退屈しよう

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あまりの忙しさに心も体もつかれた時。
そんな時に、疲労で固まった頭をときほぐして、「ほーっ」とできる本があります。

水木しげる大先生の「のんのんばあとオレ」です。どのページから開いて読み始めてもOK。どこを開いても笑えます。僕は、水木ワールドにしばらく触れないと禁断症状が出るので、定期的に「水木文献」に接するようにしていますが、数ある「水木文献」の中でも、最大の解毒と癒しの力をもつのが、この「のんのんばあとオレ」なのです。

昨夜も、なにげなくそのページをめくりました。

少年時代の水木先生がやっていた、大事業の数々が書いてありました。ガキ大将になり、子分をこき使って収集した大昆虫標本。300を超えたという新聞の題字収集。立体地形地図。ミカン箱に針金を張って作ったギター。小学校のコンクールで佳作をとった油絵。ご幼少の頃の水木先生は、当時有名になりつつあった、山下清画伯とならび称されるほどの神童だったのですよ。

なぜ出来ない

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黒澤映画だと思った。

ちょっと誉め過ぎかもしれない。でもそう感じたのです。この「JSA」という映画は黒澤監督の血を引いていると。

冒頭から一気に中心テーマに向かう、無駄の無いアプローチ。本格的な社会派ドラマ。妥協せずに一直線にひっぱるプロット。なによりもインパクトある音と映像、力強い演出。これは「黒澤明監督が現代に解き放った新作ではっ!」という錯覚に陥るほどだった。(☆1)

やはり、誉め過ぎですかね? 誉めすぎと言われてもいい。私はこの映画を賞賛したい。現在の日本映画に これだけ力強く、社会的テーマを最後まで描ききったものがあるだろうか?今の日本映画は、興業成績ばかり気にして、一般受けしそうなプライベートなテーマばかり。恋愛コメディもの、アクション刑事もの、難病もの、動物もの、下級武士ホームドラマなど、繊細なテーマで涙をさそおうとするばかり。このJSAのように、社会に挑戦するような映画制作は、日本では出来ない。

なぜ出来ないのか?