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騙される人

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「人間というものは『騙(かた)る動物』である」とは、エドガー・アラン・ポーの言葉。(☆1)「人を騙す」ことはいいとしても(良くない?)、「騙される」対象にはなりたくはない。

名作映画「スティング」は「詐欺師」の映画。最初から最後まで「詐欺」づくし。しかも最も「騙され続ける」のは、ほかならぬ観客なのですよ。そう、騙されるのは映画を見ている「あなた」なんですよ。なのになぜか「あなた」は喜んでしまう。この作品の人気が衰えることはない。何かおかしくないですか。

答えの鍵は、この映画における「騙し騙されるストーリー」の構図にあると思います。

物語における「騙し」には、大きく分けて2つのパターンがある。ひとつは「がっくり」パターン。人間というものは「すっかり信用していたもの」が実は「インチキだった」などという場合には、ムカっとくるもの。誰しも過剰反応して当然です。損をしたり、がっくりきた上に「こんなもの信用してバカね」なんて言われたりする。誰だって怒って当然のパターン。