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ある勝算

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フランシス・フォード・コッポラ監督の「地獄の黙示録」。いま観ても画面から発する強烈なパワー。いわゆるベトナム戦争の頃の「問題作」だったのだが、今もなお、その「問題意識」は古びず、訴えかける力は衰えない。

コッポラの奥さんが撮影過程を克明に記録した、素晴らしく面白いドキュメンタリーがある。この中で、コッポラは「この映画はめちゃくちゃな駄作だ」とか「大学で"F"(不可)を取ったようなものだ」とか散々泣きわめいていた。(正直だー) 大金をかけてフィリピンに組んだセットは台風で流されるし、主役は急病で倒れるし、製作予算は底をついて財産は抵当にはいるし。

それでも、コッポラは決して映画の完成をあきらめなかった。彼にはある「勝算」があったから。そのおかげで映画は大ヒットとなり数々の映画賞を総嘗めにした。