投稿

1月 5, 2014の投稿を表示しています

葡萄酒を見習います

イメージ
いま、山田洋次監督の著書「映画をつくる」を読んでいる。この本には、謙虚で慎み深く、そしてなによりも映画人として並外れた努力家である監督の、珠玉の言葉が編纂されている。よくぞ1970年代というタイミングで、この本が書かれていたものだ。
「創造する者は語らず、創造するのみ」という信条を持ち、他人の作品の批評も、自作の解説もしたくないという山田監督を説得し、おがみたおして、こういう本という形で残してくれた編集者に感謝の意を表したい。
この本の中で山田洋次監督は、「芸術というものは、アミュージング(楽しく)誰にでも分かりやすいものでなければならない」という趣旨のことを繰り返し語っている。

そういうわかりやすい作品の対極には、小難しい理屈や、説教じみたもの、あるいはひねくれた細工のされたストーリーなどの作品はあるし、なかなか優れたものはあるのだ。時には考え込んだり、がっくりきたりするような映画も見なければならないのかもしれない。