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7月 26, 2015の投稿を表示しています

王様じゃなかったの

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豊かな自然と資源に恵まれた王国・ザムンダに君臨するジョフィ・ジャファ国王。(☆1)この国のすべては、彼の意のままに決められている。ひとり息子であるアキームが二十歳になった日、国王はアキームの結婚相手を、隣国の王女とすることを勝手に決めてしまう。当然である。ザムンダ国の法律には「王子の妃は国王が選ぶ」と、ちゃんと書いてあるのだから。
コメディ映画「星の王子ニューヨークへ行く(☆2)」は、アフリカのロイヤルファミリーの話だ。ロイヤルファミリーと言っても、親子関係の問題は世間と同じ。普通の恋愛をしたい王子の気持ちは、伝統を重んじる王様の考えとは違う。王様の帝王学に従いたくない王子は、自由の国アメリカへと飛び立つ。
王子アキームと、いい加減な従者のセミが、ニューヨークのクイーンズを舞台に繰り広げる、お妃探しのドタバタは最高に可笑しい。放埓で自己中心的な人間ばかりの現代アメリカで、清純な王妃を探すアキームの奮闘は、大騒動を巻き起こす。ついに二人の暴走に気づいたジョフィ・ジャファ王は、ニューヨークまで乗り出して強権発動。アキームを無理やりに連れ帰ろうとする。

ダブルであれば

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ふと研究室の洗面所を見て気づいた。同じシェービングクリームの瓶が2本並んでいるじゃないか。まだ一本目に残りがあるのに、2本目を買ってしまったようだ。あわてて無駄な買い物をした。いったいいつのことだ?
しかし待てよ。考えてみれば、同じものが2本あるというのも、あながち無駄ばかりでもない。どちらかが空になっても1本は残る。これならば、ある朝になって突然、「ひげが剃れない」ということもない。
いまどきは、公共のトイレでも、トイレットペーパーが2つ置かれているのが普通ではないか。いつごろからそうなったのか知らないが、おかげで昔のように「紙が無い!」とパニックになる心配が減ったと思う。必須のものがダブルであるということの効能は大きいのだ。
僕たち人間の身体だって、まさにそのように出来ている。肺、腎臓、手足も脳も、左右に2つづつある。病気や怪我で片方に支障をきたしても、どちらかがバックアップになるようにつくられている。なんとありがたいことか。
それならば、心も2つあればよかったな。ストレスの多い現代に生きる僕たちにとって、心はいつも故障の危機に晒されている。それがひとつしかないというのは、どうしたことか。心にもバックアップがあれば、仮に一個が凹んで使えない時にも、残りの一個で元気にやっていけるのにね。