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9月 11, 2016の投稿を表示しています

一皮むくと

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ジャガイモのイラストにしては、殺伐とした話で恐縮である。 家族のスマホが水没したことをきっかけに騒動が起きた。いわゆる解約問題だ。
スマホの機種変更。ついでに光通信のプロバイダを変更。ところが、これがもう異次元に大変なのである。現状加入しているプロバイダの「解約」がどうしても出来ない。
加入のときは簡単だった。全国どの店舗でもいつでも対応。しかし解約には高い障壁がめぐらされている。窓口はなぜか九州のみ。電話はプッシュホン自動応答。こうして一皮むけば、このプロバイダの本性が、見えてくるのだった。
河東哲夫氏の著書にあったように、ロシアではいまも「計画経済」であるという。すべての生産は中央政府の計画に依存している。どこで何を作るのか。部品をどれだけ調達するのか。それをどれだけどこへ運ぶのか。すべて政府が決める。
ロシアにとって「自由競争」や「自由市場」は理解不能。社会経済はすべて誰かが意図的にコントロールするというのが、ロシアの常識なのだという。国家における本当の経済力は、真の自由市場からしか生まれないというのに。
しかしあれだ。日本においても計画経済は存在するようだ。プロバイダ同士の競争は、サービスの競争というよりも、制度設計の競争みたいだから。

太陽を追いかけて

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いつもせっかちにパラパラとめくる日本版ニューズウィーク。それでも河東哲夫氏のコラムだけは、スミからスミまで読んでしまう。なんというのだろう。ライブ感とスリルというのか、国際政治の現場のリアリティがたまらない。さすが、元ロシア大使館公使など外交の要職を歴任した方の記事だ。

今回はウズベキスタンのカリモフ大統領の逝去後の中東ロシア情勢についてのレポートだった。それで興味も膨らんで、河東氏の著書「ロシア皆伝」も読んでみることにした。読んで大変。面白すぎて電車を2回乗り過ごし終電で帰る羽目になった。

日本人とロシア人は友達になれるか? 答えはイエス。ある共通の目標を持って、心と心のお付き合い、そしてきちんとした情報交換、これで素晴らしい信頼関係を築ける。このことは、やはりソ連ロシアを舞台に活躍した佐藤優氏も述べていたと思う。ロシア人とは、日本人と共通する、人間的感情と情熱の人々でもあるらしい。

ロシアが追いかけている太陽、いまそれは、共産主義でもなく、欧米の経済でもなく、国家の覇権でもなく、ロシア人のアイデンティティと溢れるロマンなのかもしれない。そんなことを感じさせられた。ヒマワリの視線の先には常に太陽がある。もしも日本人とロシア人、同じ太陽を追いかけることができたならば、また違った未来も見えてくるのかもしれない。

今日は、9月11日。
ガラにもなく国際情勢、ちょっとだけ考えてみた。
私の力では河東氏の著書の魅力すべては伝えきれず、ただご一読をお勧めするばかりである。