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Showing posts from January, 2018

ジンジャーとレモンマートル

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生姜(ジンジャー)といえば、日本ではカツオ刺身、冷奴やソーメンの薬味として使われますね。中国では健胃の生薬として古代から使われてきたそうですし、欧米では乾燥させたドライジンジャーとして焼き菓子などに入れる。生姜の活用法は国によってさまざまです。
昨年の学会で訪れたバンコクでも、生姜はあらゆる料理に使われていました。ココナッツのスープでも、底の方から強烈パンチを繰り出してくるのが生姜のスライス片。パクチーやレモングラスなどの陰に隠れているようで「スープの底の実力者」と言った風格がありました。
この年末年始に飲み続けていたためか、「ジンジャー・アンド・レモンマートル」というハーブティーがお気に入りになりました。レモンマートルとは、オーストラリアでアボリジニが料理や薬草に使ってきた植物で、レモングラスを超える強い清涼感があります。それがジンジャーの刺激と混じることで、とてもリフレッシュする香りのお茶に仕上がっています。
ジンジャーとレモンマートル。 いい組み合わせです。
人間で言えば、ビートルズのジョンとポールのようなものでしょうか。ジョンのように天才肌で強烈なジンジャー人間と、ポールのような甘い清涼感のレモン人間が一体となった奇跡。さらにはルイボスのようなジョージと、ハニーブッシュのようなリンゴが加わり助け合ったから、ビートルズは世界最高のハーモニーグループとなったのかと思います。
もしも、世の中がジンジャー人間ばかりだったとしたら、ちょっと疲れる。逆に爽やかなレモン人間ばかりというのもつまらない。いろいろなタイプの人間が組み合わされることで変化が生まれるのが面白い。ハーブティーの香りと一緒です。



待たされる時間

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今年の大学の授業で、黒澤明監督の「赤ひげ」を取り上げました。準備のために原作の「赤ひげ診療譚」を読み直したところ、そのあまりの面白さに驚き山本周五郎ファンとなりました。「樅の木は残った」や「山彦乙女」など、順不同に読み漁っています。
読んでいて、あることに気づきました。 山本作品の主人公たちは、とにかく良く「待たされる」のです。
職場の上役や敵に談判に行く。しかし面会がかなうまでには2〜3時間は待たされる。友人との食事ではその前に風呂を沸かして汗を流す。そして酒の燗が着くまでを待たされる。仇討ちの前にはじっくりと身支度をする。そんな時でもまずは昼寝までする。
何をするにしても下準備があり待ち時間があり、その間に本人の心が落ち着き、想いが形になり、そして決心が固まる。昔の人には心を熟成させる時間があったのですね。
短編集「日々平安」の中に「橋の下」という物語があります。早朝の決闘に出かける主人公は、緊張のあまり2時間も早く出かけてしまう。しかしその「待ち時間」おかげで、自分過ちに気づき難を逃れることができた。
植物たちも「待ち時間」を気にしない。忙しい生活でこちらがバタバタしている間にも、地味にしっかりと成長している。我が家の庭先の「カネノナルキ(ほんとうは花月というらしい )」 も、数週間の「待ち時間」の間に大きくなりました。



シースルーになってる

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ハンバーガー・フリークの私が一番好きなのは、フレッシュネスバーガー。お店のテーブルに、必ずシースルーの花瓶が置いてあるのがお気に入りです。
1990年くらいだったか、iMacのデザインがシースルーだった時期がありました。本体もマウスも透明なプラスチック。しかもそれがミントグリーンやスカイブルーなどのポップな色彩だったので、iMacが沢山並んだオフィスは、遊び心とクリエイティブな空気に満ちていたものです。
近所の病院の待合室には面白いコーヒー自動販売機があります。内部に小さなカメラが設置されているらしく、コーヒーの製造工程をモニターに映しだすのです。
1;豆を挽く工程 2:お湯を注ぐ抽出工程 3:最後にフタを取り付けて取り出し口まで運ばれる工程
この全てがカメラで映像中継されるのです。その中で白眉といえば、それはやはり「抽出工程」。挽いたばかりの豆にお湯が注がれる重要なシーン。そしてその20秒間のショットには、こういう文字プレートが映りこみます。
「あなたのために一生懸命抽出中」
なんと嬉しいセリフ。お客への感謝の気持ちをストレートに伝えてくれる自販機。普通よりも倍くらい高いけど、ほっこり嬉しい気持ちになるではないですか。実際にコーヒーも美味しく感じます。スタバなどでも、店員さんに「あなたのために一生懸命抽出中」って言われたら、それは嬉しいですよね。
人間もこんな風にシースルーならばわかりやすいのにね。ご機嫌だったはずの人が急に怒り出すとか、怒っているようで実は誘って欲しいとか。人間というものは表面からは中身がわかりません。シースルーの自販機に比べても、だいぶめんどくさいものですよね




AIにはできない(その2)

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ネットフリックスのおかげで、スタンダードな映画はいつでも気軽に見られるようになりました。山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズなんかは、48作全部続けて見ることすらできるんです。
「男はつらいよ」第18作の「寅次郎恋歌」。寅次郎は旅先で義弟博の父、諏訪飈一郎(志村喬)と出会います。例によって酒の席で失敗したあとで、人間の生き方についてとくとくと教わるのです。
そこで飈一郎が寅次郎に語って聞かせるのは、なんとフローベールの姪が書き残した文章なのです。「リンドウの花がいっぱい咲いている庭で、農家の主婦が子供たちを叱りながらご飯を食べている。ご覧、あれが本当の人間だよ」フローベールが、姪にこう言ったのだそうです。
一体、誰がこんな脚本を書いたのでしょうか。
それは、山田洋次監督の共同脚家の浅間義隆さん。脚本に詰まった時に、山田監督が本当に頼りにしていた浅間さん。大変な勉強家、読書家なのです。「男はつらいよ」シリーズの随所に、可笑しみのあるエピソードやペーソス溢れたフレーズが登場するのは、博覧強記のこの方のおかげなのですね。
こんな芸当は、AIにはまずできないと思いますね。


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☆「AIにはできない」(その1)







二セットある

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ホットコーヒーが飲みたくて、大学のロビーにある自動販売機に110円入れました。コーヒーが出てくるのを待つあいだ自動販売機のパネルを見ながら変なことに気がつきました。
「同じキリマンジャロのボタンが二セットある!」
「キリマンジャロのブラック」「キリマンジャロの砂糖入り」「キリマンジャロのミルク入り」「キリマンジャロのミルク砂糖入り」 これら4つのボタンが、まるまる二セット(つまりぜんぶで8ボタン)あるのだ。一体なんのためだろう?
右の「キリマンジャロ」と左の「キリマンジャロ」とでは、豆の種類がちょっとだけ違うのか? それとも、コーヒーの豆が別々のケースに入っていて、片方が売り切れてももう片方のボタンを押したら出てくるようになっている? 片方は、急いでいる人用の「早出し」ボタンとかだったりしたらすごいかも。
今度、自動販売機のメンテナンスでドアが開いている間に、のぞいて確かめて見たいと思います。 中はどうなっているのかちょっとワクワクします。まあ、おそらくボタンが余ったので、人気ありそうな「キリマンジャロ」に二セットのボタンを割り当てただけでしょうが...
話は違いますが、シクラメンの花鉢も、 違う種類を二セット並べておくと可愛いですよね。
最近はトイレットペーパーも二セットある場合が多いようです。どちらかが無くなったときの用心でしょうが、これも二種類おいてあったら楽しいですね。色違いとか。
新年早々、暇な話で失礼いたしました。 まだ、頭がお正月モードですね。






あけましておめでとうございます

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新年となりました。今年は戊戌の年で私は歳男です。改めてみなさまよろしくお願いいたします。