幸運の逆ギレ
若き日のムツゴロウ先生 朝日新聞の夕刊で読んだ愉快なお話。(☆1) 若きムツゴロウ(畑正憲)先生は、就職した会社を7年で退職する。自然科学を追求して映像化する仕事を、一生懸命やっていたのです。しかしなぜか「勤務態度に問題がある」とクビになったのだそうです。のちのムツゴロウ先生の、破天荒な活動ぶりを知る私たちとしては「さもありなん」という気もしますが、お気の毒です。 その後、五反田の職業安定所をたずねる。そこで、受付の男の人に書類を書き直すよう怒鳴られた。そこでムツゴロウ先生は、キレてしまった。何でこいつにそんな口をきかれなければならないのか、頭にきたのだそうです。書類を破って、男の人に投げつけて飛び出しました。 ところが、この「逆ギレ」が幸運を呼んだのです。