イルカと話す
梅の樹だってコミュニケーションしていると思う イルカは、シグネチャー・ホイッスルと言われる、高音の信号をだして仲間に語りかけるのだそうだ。 これは、イルカ一頭ごとに異なる「名前」のようなもので、イルカはこれをずっと覚えている。久しぶりに会った仲間でも、これで認識するという。イルカが人間と同じように「言葉」を持っていると推測される理由のひとつだ。今月のナショナルジオグラフィックの特集「イルカと話せる日は来るか」で知った。 イルカにとって、コミュニケーションツールとしての「言葉」が必要と考えられるのはなぜか。それはイルカも人間と同様に、集団で生きる社会的な動物だからだ。 社会的な動物にとって、自分が属するグループの動きと同期できるかどうかは自分の生存に関わる問題だ。家族の朝食の時間に起きられない家族メンバーは、朝食にありつくことはできない。会社の会議に出席できないメンバーは出世することはできない。