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Showing posts from February, 2014

まるごとやりなおしたい日

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ビスビューの街並 人生がまるごとやり直せたら。それはいつか誰でも考えることだろう。私の場合、思い起こせば恥ずかしきことの数々。できればすべて無かったことにして、やり直してみたいことはたくさんある。 人生まるごととまでは言わず、もしも昨日一日だけでもやり直せたならば。 そうだな。まずあの人に会ったときのあの乱暴な言い方は直そう。お昼に食べたカレーはなしにして、もっとヘルシーな野菜サンドイッチにすべきであろう。夜九時を過ぎての中華はやめたほうがいい。 僕の大好きな、ハロルド・ライミス監督が2月24日に70歳で亡くなってしまった。これまでまだ見ていなかった「恋はデジャ・ヴ」を慌ててDVDで鑑賞しました。我が家におけるささやかなる、特別追悼鑑賞会でありました。 嬉しいことに、監督自らカメオ出演されてました。

一鉢に植えられたパンジー

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大雪の翌朝。真っ白な雪の覆いの下で身を寄せ合っていたパンジー。背のびしてるやつ、俯いているやつ、元気なやつ、寝てるやつ。どこか人間のグループと似ている。一緒にいても、結局はひとりひとり、違ったことを考え、違ったことを感じているのだ。 一つの鉢に植えられたパンジーたちは、お互いにお互いのことをどのように感じているのだろうか? もしかすると、沢山の花がみんなで同時に何かを感じている?それぞれが感じていることが、お互いに共有されているのかも。お互いの喜び、お互いの悲しみ、相手の苦しみ、相手の嬉しさ。

アップルの屋上で起こったこと

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アップルとフルーツ 1969年の1月30日は、今年と同じで木曜日だった。解散の危機に近づきながらも音楽の創作を続けていたビートルズは、その日ロンドンのサヴィルロウ街にあるアップルビルの屋上で、1月の寒風をついて無告知ライブを敢行した。ホワイト・アルバム以来の諍いもヒートアップし、どうしようもなく進まない[ Let It Be ]のプロジェクトに、終止符を打つべく、最後の手段として提案されたライブだった。 でも凄いものだ。ビートルズの歴史をひもといてみると、メンバーの関係がどうしようもない緊張感に崩れそうになり、レコーディングスタジオは蒸気の噴き出す圧力鍋のようになって、まともなセッションもできなかった状態で、こんなにも凄いアルバムが残された。(☆1)