勉強の逆回しをしなければならないのだ
学校で学んだことをそのまま学術的に復唱するというのはただの「ラーニング(Learning)」であって、あまり価値が無い。本当は「アンラーニング(Unlearning)」して、学んだことを自由自在に使いこなすことが大切です。(☆1) 鶴見俊輔さんのお話の概要です。とても面白いので、本に赤線をひっぱっておいたものです。この「アンラーニング」という発想は、実は鶴見さんのオリジナルではなく、ヘレン・ケラーさんからじきじきにお聞きした話なんですって。 鶴見先生が、18歳のときにニューヨークの図書館で本の運搬のアルバイトをしていた。するとそこに、ヘレン・ケラーが来た。さっそく彼女を囲む懇談会となって、この貴重なお話を直接お聞きになったのだそうです。うらやましいです。