今年はアンダンテくらいでいこう
恒例の元朝参りで、柴又の帝釈天を訪ねました。矢切の渡しを渡ったので、船着き場わきに咲いていたサザンカを描きました。帝釈天の参道は沢山の人出で賑わっておりまして、日本の原風景のようなこの門前の商店街が元気なことに嬉しくなりました。「男はつらいよ」のシリーズも終了してしまってもう15年ですが、この商店街が忘れられることはないようです。
たくさんの参詣客にまじってゆるゆると歩いた。だんご屋、うなぎ屋、飴屋、煎餅屋、軒を並べるお店をゆっくりと眺めながら。目に映る後景が新鮮。思えばいつもは早足で歩いている。周りの風景など見ることもなく大股で歩いている。
アンダンテという歩く速さというのは本来こんなものかも。今日のはむしろラルゴくらい?自分の周囲に目を配りながら、ゆっくりと歩くのっていいですね。今年はまわりを見渡しながら歩く余裕を持ちたいものです。みなさま本年もよろしくお願いいたします。
サザンカの
首かしげてはながめおり
ラルゴであゆむ柴又の寺