若いときは
「若いときは、失敗をおそれずにチャレンジしなさい」
大学でよく使われる台詞のひとつです。大人の世界の一員になったあとで、大きな失敗をすると大変なので、若いうちに(社会に出る前に)たくさん失敗しておきなさい。私もそのとおりだと思うので、似たようなことをよく言うかも。学生さんたちへの老婆心というやつです。
ところがこういう言い方もある。
「失敗を若さのせいにしてはいけない」
若いからといって甘えずに、自分の行動には責任を持ちなさいという意味か。どちらにせよ、若いということは大変なことなのだ。世間のルールもわからず、物事の道理もわからず、それでも正しく生きなければならない。私が若かった頃は、もう少しおおらかだったような気がするんだけど...
このスケッチは、ポーランドの南端の街「チェシン」の道です。私が滞在していたホテルから、シレジア大学のキャンパスに向かうのに毎日通った道です。全面的に石畳なので、歩くと足へのショックが大きい。しばらく足の痛みが続きました。
この道の先にある教室の学生さんたち。
ポーランドで育った彼らは、なんだかとっても大人でした。
なぜなのか?どこが違うのか?
いまも考えています。