適応する
気まぐれにホームセンターから買われてきたサンスベリア。間に合わせのガラスカップにすっかり適応してくれた。もともと日陰が好みらしく、北側の窓辺に置かれて満足そうである。計画性もなく連れてこられたのだが、いまのところ幸せそうだ。
久しぶりに銀座の七丁目のほうへ出かけた。大学の先輩の水彩画展の素晴らしい作品を観たあとで、やはり先輩方にさそわれて、カフェ・パウリスタという老舗のコーヒーを楽しんで、帰り道には陽も暮れていた。
マツザカヤが解体されていたのにも驚いたが、もっと驚いたのは、銀座の中央通りにラオックスが二軒も出現していたこと。なんでこんなところに大型電気店があるのだろう?
あたりを見渡して即納得。ラオックスの周りには、大きな観光バスが数台停まっていて、中国語が聞こえてくる。海外からの買い物客が、銀座でブランド品などを買ったついでに、そのまま電気店にも寄れるという仕掛けだ。買い手のあるところに店を出す。銀座という街も、アジア経済に適応していかなければならないのだ。