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8月, 2012の投稿を表示しています

闇の奥

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この人誰でしょう? 
マーロン・ブランド演じる、ゴッド・ファーザー( ヴィトー・コルレオーネ)のつもりです。ちょっと似てないけど許してください。ジェンコ貿易会社の事務所で、ネコを抱いて座っているところですよ(想像)。なぜこの人の表情って怖いのでしょうか。今回、ゴッド・ファーザーDVDボックスの特典ディスクのメイキングを見ていて、やっと分かりました。
ゴッド・ファーザーが怖い理由、それは彼の「目の表情」がよく見えないということ。この人の「目」の表情は、飛び出した「額(ひたい)」の影で隠れちゃっているために「チラ」っとしてか見えない。だから怖い。他にも怖いところは沢山ある。なにしろガタイがでかい。ほっぺたがブルドックみたい(口にティッシュをつめた特殊メイク)、声がドスが効いて威厳があるし。でもとにかく一番怖いのが「闇の奥に隠れた目」なのだ。

芸は身を助ける その2

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九段の靖国神社。僕はあの場所が好きなんです。それほどの愛国者でもない自分がなぜ?理由はふたつ。大村益次郎の銅像が建っていること。そしてその頭や肩に、たくさんのハトが停まっていること。あの風景を見ていると、大村先生(こう、呼ばせてください)が僕に「日本は平和を守るように」と語ってくれているような気がするんです。

大河ドラマ「花神」。中村梅之助さんが、生き写しのようなメーキャップで、大村益次郎を演じていました。若き村田蔵六が大阪の適塾にて頭角を現し、ついに兵部省次官・大村益次郎となる。このドラマ、大好きでした。だから、僕にとって、大村先生は他人のような気がしない。望遠鏡を持って遠く(上野なんでしょうね)を見つめる銅像。その後ろ姿を見ていると、あのテーマ曲が聴こえてくる。林光作曲のあのメロディー。逞しいチェロの音色。ほんと良い曲だった〜。

ところで、あんな高い塔の上の立派な銅像って日本では珍しい。あれに負けないのはトラファルガー広場のネルソン提督像くらいじゃないかしら。(僕の知っている範囲で)なぜあんなに立派なのか。日本の近代化に尽力した大村先生。皆からとても尊敬されていたから。でもそれだけで、あんなに立派な銅像が建つものだろうか。ずっと疑問に思っていました。

芸は身を助ける

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最近、学生さんから相談を受けたり、高校生のご家族とお話していると「資格」について質問をされることが多い。テレビ局に入るにはどのような資格があれば良いのか。放送局で働くのに役立つ資格とは何なのか。正直なところ、答えに困ってしまいます。もちろん、電波や通信関係の技術的な資格はあるし、技術職の方には役立ちます。でもディレクターやプロデューサーとなると、あまり資格は関係ないのです。

本音で言うと、私はこう答えたい。「実際のテレビ局の現場で何が役立つかなんて、その時まで分からない。だから何でも勉強して、人に負けない一芸を持つように」と。でも、これでは答えにならない。高校生や大学生のみなさんが求めているのは、生活の保障となるような資格。

先月、家内が映画「武士の家計簿」をDVDで借りて来てくれました。なんと私の教育用です。

「しっかり見て、勉強するように」

バブル時代に会社生活を送ったせいか、お金に大雑把な私。幼少期に甘やかされたのもいけないのかしら。どうも経済観念が甘い。タイトルからして、おそらくこの映画は、窮乏生活に耐えるために家計簿をしっかりつける武家の話だろう。私を倹約家に改造するために、家内はこのビデオを「教育用」に選んだとのことです。

「はい」。私は素直に見始めました。映画は大好きだもんね。

昨年暮れに夭折した森田芳光監督晩年の作品。さすが、ただの倹約家の話ではなかった。家内は、私の「節約術」の教育には役立たないと知り残念そうでしたが、結局、家族そろって泣き笑い。感動してこの映画を見ました。そして我が家に残ったのは、この鮮やかなメッセージ。「芸は身を助ける」