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12月, 2013の投稿を表示しています

ゴットランド島からご挨拶

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えらい時代になったもんだと感心しきり。Google Earth は地球上のいたるところに僕を連れて行ってくれる。エリアによって、データの密度はだいぶ違うけど、これは本当に凄いサービスだ。この絵は、スウェーデンのゴットランド島の海岸線をクリックして探した風景です。
バチカンや、ローマは世界遺産級の建物や彫刻までを3Dデータで楽しむことができる。ゴットランド島では、知人が住んでいるという場所のそばで、海岸線を散歩することができた。以前に訪れたことのある街を懐かしくたずねたり、いつか行ってみたいと思う場所をのぞいてみたり。実に楽しいサービスだ。
しかし、こんな素晴らしい仕組みを楽しめるのも、日本が平和であるから。そして、僕がこうしてお邪魔できるのも平和な場所ばかり。Googleさんが、この素晴らしいサービスを維持していくためにも、世界が平和でおだやかな場所であってほしい。
みなさま、よいお年をお迎え下さい。

記憶の街

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夢の中で知らない街を歩くことがある。不思議なもので、その夢の中で自分は「この街は絶対に現実のものだ」と信じている。そうだ忘れないように写真を撮っておこうと、カメラを取り出して構えたあたりで目が覚めたりする。
目が覚めてから、もう一度目をつぶってみても、もうその景色を思い出すことができない。もしかすると、それは以前どこかで見た街なのかも。しかし思い出せないということは、やはり知らない街なのか。

たった一度の旅で

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このところ、先人が残した日記や旅行記ばかり読んでいる。珍しくぎっくり腰をやってしまい、臥せっている。そうするとなぜか、他人の紀行文などを読みたくなるらしい。

一方、Facebookのウォールに目をやれば、知人の旅行の報告が、写真付きでリアルタイムで届く。すごいことだ。奥の細道の旅に出た松尾芭蕉が、アカウントを持っていたら、どんな書き込みをしたのだろうか。

 旅の経験というものは、時に人の心を変えてしまう。江戸末期に生きた、ある青年のたった一度の旅は、彼の心を大きく変えた。そしてそれが、日本の運命までも変えてしまったと言われるのだ。 

ツーリズムと百代の過客

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月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。もう年の瀬だが、「奥の細道」の序文にあるように、時の流れは止まることなく僕の目の前を通り過ぎていく。

日記文学というジャンルがある。ドナルド・キーン先生の研究によると、日本における日記文学は、世界的に見て非常に文学的な水準にあるのだそうだ。日本以外の国では、日記というものは純粋に記録であり、小説や随筆に比べて価値が劣るものと考えられがち。

西鶴一代女

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紅く色付いたツタの葉を見ていると、年月の移り変わりというか、大げさに考えると人生の流転のようなものを感じる。
「西鶴一代女」は、溝口健二と田中絹代の名を世界に広めた日本映画の名作。井原西鶴の作品「好色一代女」から題材を得たものだ。そのストーリーは、まさに流転の人生そのもの。幸運と不運が、あざなえる縄のように次々とやってくる数奇な運命。
宮廷に働く身でありながら、公卿の勝之助に言い寄られたのことがもとで、両親ともども都を追放となる。しかし、そこで認められて、藩主の側室に大抜擢。晴れて若君を産むのだが、その後すぐに殿様と引き離されてしまう。放浪の日々と浮沈の繰り返し。ついには最底辺の世界へと身を落とすことに。

何度でもやってみたら

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一花咲かせる、という表現がある。
ところがこの花、カンナは、一花ところか何十個もの花を咲かせる。近所のお宅の玄関先で夏前から秋までの間、ずっと花をつけている。よくよく見ると、花のつぼみが、機関銃のように並んでいて、順番でどんどん咲いていく。咲いた花はしばらくすると枯れていく。枯れたあとには、新しい花が咲く。
何度でも何度でも、チャレンジする人のように見えた。進化論的な話で、自分の子孫を次代に残すため、生物はさまざまな手段を用いる。大きな一つの花で、確実に実をつける花もあれば、このカンナのように、何度でもやってみるという手法もあるのだ。次から次から花をつける。

フラミンゴとフェリー競争

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お祭りやイベントというのは、世の中にいろいろなものがあります。 中には驚き呆れるようなものも沢山ありますね。
私がびっくりしたのは、オペラハウスで有名なシドニー湾で繰り広げられるフェリー競争。普段はれっきとした公共交通機関である、シドニー湾のフェリー船たちが、煙をはいてスピードレースをしていました。
1月26日のオーストラリア建国記念日での出し物です。その日は、夜はあちらこちらから花火が上がり、市中のパレードもあってとても賑やかな一日。洋上でのこのイベントは、そうしたおめでたい日のヒトコマに過ぎませんが、私としては忘れられない経験でした。
それに先だって開催された船の仮装コンテストでは、ゲイのみなさんを満載してたり、映画「ピンクフラミンゴ」みたいにド派手衣装のフェリーとか、へんてこりんなのを山ほど見ました。それでもうオーストラリアの方々のおふざけセンスには、充分に降参。でもやっぱし、フェリー競争には一番びっくりしました。

ピーター・オトゥールに捧ぐ

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ピーター・オトゥール様、

12月14日にあなたが亡くなったと、友人のフェイスブック投稿で知りました。老年になられてからも、映画トロイにも出演されて、その凄い存在感は健在だったのに。とても残念です。僕自身のなかでは、あなたといえば、そのままトーマス・E・ローレンス中尉です。デビッド・リーン監督による名画で、画面狭しと暴れまわる歴史的ヒーロー。

破天荒な人生を送ったローレンス中尉。彼を、こうして身近に感じることが出来るのも、映画「アラビアのロレンス」が残されているからです。DVDやBDで見られるなんて、なんて幸せなのでしょう。あなたが、ロレンス中尉生き写しの演技をされたからです。

砂漠の空に向けて輝く青い瞳。風になびくターバン。ラクダと一体となって疾走する影。振り上げられた刀。砂嵐とともに翻弄される人々の運命。武勇伝と悲劇とが錯綜する壮大なストーリー。75ミリフィルムに焼き付けられた渾身の演技。その全てに敬意を捧げたいと思います。

鳥たちの生活

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ピンクの鳥のオブジェ。手をたたくと、その音に反応してピヨピヨピヨって鳴きます。しっぽのところがキーホルダーになっていて、携帯電話とかにくっつけることができます。携帯を無くしてもすぐに見つけることができる。いまのところ、何にくっつけるかは決めていません。
手前に置いたチョコボール。なんだか卵の様に見えます。大きさもぴったり。
今日は天気も良かったので、ひさしぶりに三郷公園を散歩しました。カモやユリカモメが池をただよい、サギが木の枝に止まっていました。(珍しい!)ヒヨドリやセキレイも見ました。
この公園には、実に愉快なサギがいるのです。釣りのおじさんがいると、その脇に一日中立っていて、お魚の分け前を待っている。おそらく以前に、一度お魚を分けてもらったののね。今日は、釣りのおじさんがいなかったけど、いつものポジションに立ってました。ご飯をくれるおじさんを待っている。

ながいながい就職活動

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ことしもついにの就職活動が解禁となりました。ずいぶん早いスタートです。大学三年生の12月に、就職先を探し始めるのですから、その活動期間はとても長いものになります。
私の頃の就職活動と言えば、それは四年生の後期でした。四年生の夏休みに「企業研修」なるものに参加して「内々定」のようなものをもらう同級生もいましたけど。それに比べても今のスタートは早いと思います。
先日、氏家幹人著「殿様と鼠小僧」を読み、江戸時代にも就職活動というものがあるということを知りました。主人公である松浦静山の就職活動です。静山は長崎の平戸藩主であり、主に江戸の屋敷で暮らしていたのですが、彼は四十七歳で隠居するまで、三十年近くの就職活動を続けました。

七十歳定年

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七十歳定年となるのも、そう遠いことではないような気がしてきた。年金支給年齢がだんだんあがっていくので、そのぶん「夢の引退生活」が遠のいていく。もう、大変です。年を取ってくると、日々くらしているだけで十分に疲れるのです。このあと十年以上も働くなんて、気が遠くなります。

これが江戸時代だったらな〜。もうとっくに隠居生活なのにな。50歳過ぎたらみんな楽隠居なのにね。

なんて考えていたら、これが実はまったくの間違いだということがわかりました。なんと江戸時代には、すでに七十歳定年ということがあったのでした。享保五年あたりの幕府の記録「老衰御褒美之留(ろうすいごほうびのとめ)」という記録によると、だいたい、幕府のお役人の定年は七十歳くらいだったらしい。