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5月, 2015の投稿を表示しています

イルカと話す

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イルカは、シグネチャー・ホイッスルと言われる、高音の信号をだして仲間に語りかけるのだそうだ。

これは、イルカ一頭ごとに異なる「名前」のようなもので、イルカはこれをずっと覚えている。久しぶりに会った仲間でも、これで認識するという。イルカが人間と同じように「言葉」を持っていると推測される理由のひとつだ。今月のナショナルジオグラフィックの特集「イルカと話せる日は来るか」で知った。

イルカにとって、コミュニケーションツールとしての「言葉」が必要と考えられるのはなぜか。それはイルカも人間と同様に、集団で生きる社会的な動物だからだ。

社会的な動物にとって、自分が属するグループの動きと同期できるかどうかは自分の生存に関わる問題だ。家族の朝食の時間に起きられない家族メンバーは、朝食にありつくことはできない。会社の会議に出席できないメンバーは出世することはできない。

これは見せられない

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朝日新聞の地域総合欄に「光の国から」という連載コラムが続いていて、毎回とても楽しみにしている。「光の国」というのは、あのウルトラマンの故郷のことである。
子どもたちは、それがどこか遠い銀河の向こうにある、ウルトラマンたちの国と信じているのだろうが(私も信じていた)ウルトラマンの故郷とは、実は円谷プロダクションのことにほかならない。特撮の神様、円谷英二先生のもとで育ったスタッフへのインタビューをもとにしたこの連載、実に面白い。
テレビ界に「昭和の大特撮ブーム」を湧き起こした「ウルトラQ」シリーズの制作秘話。第一話として撮影が進められて「マンモスフラワー」のこと。(☆1)この回の撮影、編集作業が終わっての「試写会」での出来事。これを僕はとても他人事とは思えない。
試写が終わって、円谷英二監督は静かに言ったという。 「これは客には見せられない」

オージーな生き方

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日本では初夏の到来。しかし南半球では秋まっさかりのはず。ある時期に仕事でシドニーに居た時、私は灼熱の太陽の下でのクリスマスというものが不思議でしかたなかった。5月には秋を迎えてそれからどんどん冬に向かうというのも、不慣れな自分にはとても違和感があった。

またオーストラリア人の「オージー」なメンタリティーにも驚かされた。日本人の精神構造とはちょっと違う、ぼやーっとしていい加減でありながら、大自然に対応するような図太さ、タフさを感じた。

仕事としてのテレビ番組制作に違いはない。オーストラリアであっても、番組づくりというものはストレスが多い。撮影スケジュールが迫ってくると、スタジオではただならぬ緊張感に覆われ、スタッフの人間関係も、プレッシャーの中でだんだんとギスギスした状態になってくる。

ところが、そこで「オージー」な精神がすべてを変える神秘の時間がやってくる。
それは、仕事の終わる夕方の5時。(☆1)