2017年3月14日火曜日

約束という概念



いま話題の石油の王国。かの国は、たくさんの若者を世界中に留学させている。いずれ起きるであろうエネルギー革命にそなえて、優秀な若い世代を育成するためだ。私の大学にも、何人かの留学生がいた。

彼らから、こんな面白い話を聞いた。

彼らの国では「約束という概念」が日本とは違う。仮に「明日3時に会おう」と約束しても、その翌日に双方がそろう確率は50%くらい。お互いに、約束には束縛されない自由があるのだろうか。パーティを開いても開始時間に全員がそろうことなど、あり得ないのだそうだ。

はじめは本当かな?と疑っていたが、実際に彼らの行動パターンをみていると、まったくその通りだし、関係者からのたくさんの証言もあった。やはり本当なのだろう。

そこへいくと、日本人にとって「約束の拘束力」は実に大きい。実社会では「遅刻は致命的な失敗」と教わるし、「約束を守らない人」は基本的に信用されない。日本人の生活には、約束というきつく縛られた網目を、慎重に渡っていくような窮屈さがある。

約束を重んじる国と、約束にあまり束縛されない国。
どちらが幸せなのだろう? 

その答えは、個人の側で考えるのか、
社会の側で考えるかで変わるだろう。

そういえば、昨年学会で訪れたバリ島のレストランを思い出す。
そこはそもそも「約束という概念」を忘れるような場所だった。


2017年3月12日日曜日

AIにはできない


とにかく移動が多かった先月までの仕事では、駅のそば屋さんにとてもお世話になりました。短時間でおいしくお腹を満たせるので実に助かりました。

横浜線の乗り換えでお世話になる長津田駅には、絶妙のポジションに「しぶそば」があります。このお店は「駅そば」とはいえ、広いテーブルがあって空間的余裕もあり、そのテーブルの上には花瓶までが置かれています。

「AIが人間にとって代わる」という話が流行りです。近所のスーパーでも、ついに支払い精算がロボット対応になってしまいました。レジの混雑は解消しましたが、実に味気ないもので、なにか大事なものを失くしたような気がします。

でもこのテーブルに花などは、人間に活けてほしいものです。科学や技術をどれだけ社会に応用するのか。それはそれを使う人間の感性次第、ということになるのでしょうか。


2017年3月11日土曜日

ボルシチ



1月から2月まで、今年一年のスタートは実にハードでした。例年にはなかったプロジェクトがひとつ加わったこともあって、西へ東へ旅ガラスの生活が続き、へとへとに。

スケッチしたのは、その旅の途中で食べた「ボルシチ」です。身体が芯から疲れていたときに泊まっていたホテルのそばにあったハンバーガー屋さんのメニューです。レモンなんかもはいっていて酸味がほどよく、温かくて忘れなれない味となりました。

人間、疲れているときは、こんなちょこっとしたおいしい食べ物に励まされるものなんだと、しみじみ思いました。ハードな生活のあいだ、このブログも完全休眠状態におかれておりましたが、またぼちぼち再開できればと思っております。