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1月 14, 2018の投稿を表示しています

シースルーになってる

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ハンバーガー・フリークの私が一番好きなのは、フレッシュネスバーガー。お店のテーブルに、必ずシースルーの花瓶が置いてあるのがお気に入りです。
1990年くらいだったか、iMacのデザインがシースルーだった時期がありました。本体もマウスも透明なプラスチック。しかもそれがミントグリーンやスカイブルーなどのポップな色彩だったので、iMacが沢山並んだオフィスは、遊び心とクリエイティブな空気に満ちていたものです。
近所の病院の待合室には面白いコーヒー自動販売機があります。内部に小さなカメラが設置されているらしく、コーヒーの製造工程をモニターに映しだすのです。
1;豆を挽く工程 2:お湯を注ぐ抽出工程 3:最後にフタを取り付けて取り出し口まで運ばれる工程
この全てがカメラで映像中継されるのです。その中で白眉といえば、それはやはり「抽出工程」。挽いたばかりの豆にお湯が注がれる重要なシーン。そしてその20秒間のショットには、こういう文字プレートが映りこみます。
「あなたのために一生懸命抽出中」
なんと嬉しいセリフ。お客への感謝の気持ちをストレートに伝えてくれる自販機。普通よりも倍くらい高いけど、ほっこり嬉しい気持ちになるではないですか。実際にコーヒーも美味しく感じます。スタバなどでも、店員さんに「あなたのために一生懸命抽出中」って言われたら、それは嬉しいですよね。
人間もこんな風にシースルーならばわかりやすいのにね。ご機嫌だったはずの人が急に怒り出すとか、怒っているようで実は誘って欲しいとか。人間というものは表面からは中身がわかりません。シースルーの自販機に比べても、だいぶめんどくさいものですよね




AIにはできない(その2)

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ネットフリックスのおかげで、スタンダードな映画はいつでも気軽に見られるようになりました。山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズなんかは、48作全部続けて見ることすらできるんです。
「男はつらいよ」第18作の「寅次郎恋歌」。寅次郎は旅先で義弟博の父、諏訪飈一郎(志村喬)と出会います。例によって酒の席で失敗したあとで、人間の生き方についてとくとくと教わるのです。
そこで飈一郎が寅次郎に語って聞かせるのは、なんとフローベールの姪が書き残した文章なのです。「リンドウの花がいっぱい咲いている庭で、農家の主婦が子供たちを叱りながらご飯を食べている。ご覧、あれが本当の人間だよ」フローベールが、姪にこう言ったのだそうです。
一体、誰がこんな脚本を書いたのでしょうか。
それは、山田洋次監督の共同脚家の浅間義隆さん。脚本に詰まった時に、山田監督が本当に頼りにしていた浅間さん。大変な勉強家、読書家なのです。「男はつらいよ」シリーズの随所に、可笑しみのあるエピソードやペーソス溢れたフレーズが登場するのは、博覧強記のこの方のおかげなのですね。
こんな芸当は、AIにはまずできないと思いますね。


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☆「AIにはできない」(その1)