6人目のビートルズ
5人目のビートルズといえば、EMIのプロデューサーだった、ジョージ・マテーティンのこと。時にはバンドに作曲の手ほどきをし、ビートルズ・サウンドを作り上げる数々のアイデアを生み出した男。実際の音楽制作面で多大な功績のある彼が5人目のビートルズと呼ばれることに、異論のある人は少ないだろう。
しかし「6人目」はだれか? この答えには沢山の選択がある。「6人目」という微妙ながら栄光あるポジションに値する功労者としては誰がふさわしいのか。夭折したマネージャーのエプスタイン氏かもしれないし、オノ・ヨーコなのかもしれず、「レット・イット・ビー」で実際にバンドに加わった、ビリー・プレストンかもしれない。ビートルズ・ファンそれぞれの立ち位置によって様々な人を、「6人目」に置いてみることができるのだ。あなたは誰の名前を思い浮かべますか?
いまの私の答えは、ジェフ・エメリック。
この人の名前を、いままで私は完全にスルーしていた。思えばなんと恥ずかしいことか。彼の名前は「アンソロジー」シリーズのクレジットには、何度も登場していたはずだ。いまさらながら、私は彼こそが「6人目」のビートルズであると推薦したいと思います。どこへ推薦するかって、それは分からないのですが、とにかく彼の著書「ザ・ビートルズ・サウンド(新装版)」を読んで、確信したので推薦します。
長い沈黙をやぶって、ジェフ・エメリックが語ってくれた物語は、久しぶりに「生きたビートルズ」の姿を、読む者の目の前に生き生きと浮かび上がらせてくれるような、エピソードが満載。ビートルズの4人と、ジョージ・マーティンという稀代のソングメーカーたちを、録音卓の後ろから見つめ続けた男。世界を変えてしまうような音楽が生まれた現場でおきた「奇跡」を、ジェフ・エメリックは、あくまで等身大の人間の群像物語として、語り伝えてくれるものだ。自分(ジェフ)とバンドメンバーとの個人的なつながりや確執を、つつみかくさず書き残してくれたことに、僕は感謝したいと思う。
これから少しの間、このすばらしい本の中身について書かせていただきたいと考えております。
しかし「6人目」はだれか? この答えには沢山の選択がある。「6人目」という微妙ながら栄光あるポジションに値する功労者としては誰がふさわしいのか。夭折したマネージャーのエプスタイン氏かもしれないし、オノ・ヨーコなのかもしれず、「レット・イット・ビー」で実際にバンドに加わった、ビリー・プレストンかもしれない。ビートルズ・ファンそれぞれの立ち位置によって様々な人を、「6人目」に置いてみることができるのだ。あなたは誰の名前を思い浮かべますか?
いまの私の答えは、ジェフ・エメリック。
この人の名前を、いままで私は完全にスルーしていた。思えばなんと恥ずかしいことか。彼の名前は「アンソロジー」シリーズのクレジットには、何度も登場していたはずだ。いまさらながら、私は彼こそが「6人目」のビートルズであると推薦したいと思います。どこへ推薦するかって、それは分からないのですが、とにかく彼の著書「ザ・ビートルズ・サウンド(新装版)」を読んで、確信したので推薦します。
この夏はとにかく、この本「ザ・ビートルズ・サウンド(新装版)」にすっかり引き込まれてしまった。炎天下でバスを待つ時間も、蒸し暑い電車の中でも、平気で読み続けた。これだけ面白がって読んだ本も珍しい。
長い沈黙をやぶって、ジェフ・エメリックが語ってくれた物語は、久しぶりに「生きたビートルズ」の姿を、読む者の目の前に生き生きと浮かび上がらせてくれるような、エピソードが満載。ビートルズの4人と、ジョージ・マーティンという稀代のソングメーカーたちを、録音卓の後ろから見つめ続けた男。世界を変えてしまうような音楽が生まれた現場でおきた「奇跡」を、ジェフ・エメリックは、あくまで等身大の人間の群像物語として、語り伝えてくれるものだ。自分(ジェフ)とバンドメンバーとの個人的なつながりや確執を、つつみかくさず書き残してくれたことに、僕は感謝したいと思う。
これから少しの間、このすばらしい本の中身について書かせていただきたいと考えております。