真っ赤なトマト


トマトほど「赤い」食べ物があるだろうか。サクランボも赤いけれども、水彩画にする時の印象がちょっと違う。可愛らしいサクランボに比べて、トマトの赤のほうはズカリと座った存在感があり、赤い絵の具を塗っていて爽快である。

原産地は南米ということだ。アンデスの山の澄んだ空気と太陽で育つ。船に乗ったスペイン人たちがヨーロッパに持ち帰り、品種改良の結果食用となったらしいが、はじめは「こんな赤い物は気味が悪い」と誰も食べようとはしなかったとか。

それでも、いまや栄養豊富な食材として欠かせない。どんなに見た目が奇抜で異様だったとしても、中味が滋味に溢れていて、誰をも癒し育むものであれば、いずれ必ず万人に愛されるようになるということか。

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