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おそらく史上最低のFBI捜査官だけど

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ヤフェット・コットー演じる、アランゾ・モーズリ捜査官 いい脇役が活躍すると映画というものは面白くなる。個性的で癖のある脇役は、映画のテイストまでを変えてしまう。 この人もそうです。ヤフェット・コットー。「エイリアン」では、怪物に噛みつかれちゃうパーカー技術航海士の役をやってました。 この扮装は映画「ミッドナイト・ラン」に出てくるFBI捜査官。アランゾ・モーズリー捜査官の役です。どうですか。名前も格好も、すでに「大丈夫か、この人」という逆期待感に満ちています。コワモテなはずなのにどこか抜けてます。見ているこっちが心配になってきませんか?

今年はアンダンテくらいでいこう

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恒例の元朝参りで、柴又の帝釈天を訪ねました。矢切の渡しを渡ったので、船着き場わきに咲いていたサザンカを描きました。帝釈天の参道は沢山の人出で賑わっておりまして、日本の原風景のようなこの門前の商店街が元気なことに嬉しくなりました。「男はつらいよ」のシリーズも終了してしまってもう15年ですが、この商店街が忘れられることはないようです。 たくさんの参詣客にまじってゆるゆると歩いた。だんご屋、うなぎ屋、飴屋、煎餅屋、軒を並べるお店をゆっくりと眺めながら。目に映る後景が新鮮。思えばいつもは早足で歩いている。周りの風景など見ることもなく大股で歩いている。 アンダンテという歩く速さというのは本来こんなものかも。今日のはむしろラルゴくらい?自分の周囲に目を配りながら、ゆっくりと歩くのっていいですね。今年はまわりを見渡しながら歩く余裕を持ちたいものです。みなさま本年もよろしくお願いいたします。 サザンカの 首かしげてはながめおり ラルゴであゆむ柴又の寺 サザンカ >>>

異国のお菓子の味をとても近くに感じた

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おそらく今年最後の水彩画になると思われる一枚を描きました。でもこれはこのお菓子の実物を描いたのではないのです。この異国のお菓子、実際にはみたことないのです。 この夏より、スエーデンはゴッドランド島という極北の異国に暮らすお友達が送ってきてくださった写真をもとに描かせていただいたものです。このようにして、私は何万キロも離れた異国の味覚に想像をはたらかせ、ちょっと食欲をはたらかせながら、絵を描くことができたしだいです。こういうコミュニケーションはうれしいです。 思えば大変な時代だね。感慨ぶかい。 しかし現代ってどこかおかしくないか?

名作のカゲに芋の煮っ転がしあり

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「男はつらいよ」シリーズ。全部で48作もあるのに、どれも面白い。クオリティが高い。なぜだろう。いやなぜだろうはないだろう。山田洋次監督はじめ、スタッフと役者がベストを尽くして作られたものだからだ、当然だ。 でもやはり、なぜだろう、と考えてしまう。世の中に、監督やスタッフがベストを尽くさない作品なんて無いのだ。なのに、面白い作品とそうではない作品が生まれてしまう。これは不思議なものだと、いつも考える。 ブックオフで『「男はつらいよ」うちあけ話』という本に出会った。著者は、松竹でシリーズの広告宣伝を担当していた池田荘太郎さん。池田さんの肩書きは「寅さん課長」という。まさにシリーズとともに生きた証人の言葉で書かれた本だろう。よし、このシリーズの秘密をさぐってみよう。

イブの夜にメトロン星人を思い出した

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先週、珍しく眠れない夜がありました。 羊を数えて夜半に目が覚める。何度目かの深夜、ちょうどメッセージ着信。おっ、どこぞの誰かも眠れないのね。スマホを取り上げました。なになに。「お友達のHさんがあなたを[ SKILLPAPER ]にお誘いしています」とのメッセージ。お友達のHさんはNHK時代の同僚です。いまはなんとスエーデンの大学教授。なるほど眠れないのではなくて時差ね。 [ SKILLPAPER ]とはなかなか面白そうではないか。ふむふむ。自分の専門領域を7つ登録するのね。僕の場合「デザイナー」「料理」「教育」とかのキーワードを入れてみた。なるほどね〜。こんな風に自分の専門領域とか興味範囲をいれておくと、世界中のヒトビトと交流できるのか。明日の朝には、またまた沢山のフレンドたちとつながっているのであろう。 そんなことをやっているうちにいつの間にか意識を失っていた。

35歳になるまでは目をつぶってね

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35歳というのは人生の中での、ひとつの到達点かと思います。職場ではある程度のポジションを獲得。少しは人脈もできる。家族や家を持ち肩の荷も重くなる。自分に自信もつき、その一方でさらなる未来に不安も感じる。そんな年齢かと思います。 大学を卒業して10年くらい。 その10年くらいは、無我夢中でいいんじゃないですか。ある意味適当で。ある意味むちゃくちゃで。目の前に見えるとりあえずの目標に向かっていく。とりあえず知り合った人との縁を大切に支え合う。やれることからやっていく。出来ることから覚えていく。

百年後に誰かが開ける

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このカンは、内部を密閉することで紅茶を保存している。 僕たちは文章を書くことで自分の記憶を保存している。「記憶を保存する」て「食事を食べる」みたいで変です。でも茂木健一郎先生もいうように、僕たちの記憶っていうのは、結構自分の都合のよいように変えられてしまうものらしいから。 同級生みんなが尊敬している恩師が遺された研究ノートの表紙には「どんなに薄いインクでも記憶に優る」という文字がありました。たしかロマン・ロランの言葉ですか? 僕たちは、自分で保存しきれないほどの記憶や、あまり保存したくないような記憶も保存している。ブログとかメールとか、ツィッターとかたくさん文章を書く時代となりましたのでね。ひとりひとりの人間が考えたり、感じたりしたことを、日々電子空間(古い言葉!)に、知らず知らず保存している。そういうことだよね。