リアル・ヒーロー
自然エネルギーヒーロー「ウサンクス・ジョーンズ」 |
スーパーヒーロー逮捕される。
新聞でこんな見出しを見たのは10月10日。「んん?」っと思わずズーム・イン。シアトルの街をパトロールするヒーロー「フェニックス・ジョーンズ」の話でした。彼はテレビや映画の主人公ではなく、ベンジャミン・ジョン・フランシス・フォーダーさん(23)という実在の人物。運転手を職業とする普通の青年なのです。自分の車が車上荒らしに合ったことがきっかけになり、自主的パトロールをはじめた。(☆1)毎夜、自主的に夜のシアトルの街を見回り、暴力に合う人を助け、犯罪につながりそうなトラブルを解決している。
その彼になにがあったのか?事件のいきさつを、昨日のサンケイEXで読んで納得。いつものようにパトロールする「フェニックス・ジョーンズ」は、10月9日未明、ケンカをしていた男女に催涙スプレーを吹き付けた。しかしケンカは彼の誤解で、女性を含む4人が手当を受け、ジョーンズは逮捕された。その後彼は不起訴となり、今ではパトロールも再会。よかったよかった。ヒーローにも勘違いはあるよね。ウルトラマンだって時々やってたよ。変身用のベータカプセルが逆さだったり。
しかし、このつづきを読んで驚きましたね。「フェニックス・ジョーンズ」のような、リアル・ヒーローは、ほかにも沢山いるんですって。そして、彼らのように「実際に存在するヒーロー」のことを「リアルライフ・スーパーヒーロー(RLSH)」と呼ぶのだそうです。ちょっと長くて呼びにくいですね。それでは、記事に出ていたリアル・ヒーローを何人か紹介させていただきま〜す。(☆2)
1:サンディエゴで暴力撲滅運動を展開している「ミスター・エクストリーム」
2:ミネソタ州ロチェスターでホームレスに生活必需品をとどけている「ガイスト」
3:フロリダ州でハリケーン被災者を救済した「マスターレジェンド」
4:ニューヨークで女性たちを酔客の毒牙から守る「テリフィカ」(女性です)
5:メキシコ市で貧しい人々を救う「スーパーバリオ」(☆3)
連鎖的経済恐慌におののくヨーロッパ諸国。貧困と格差に怒り暴徒化する失業者。洪水でパニックとなっているタイ。大地震の巨大な傷を受けた日本では、原発事故の影響がいよいよ深刻な事態になっている。北極ではオゾンホール出現。えっ?ついでに、年金受給年齢も引き上げだって〜?
世界に心配事が、山のようにある。みんな将来が不安だ。思わずヒーローに「なんとかしてください」と頼みたくなる。こういう時、僕たちが「なんとかしてください」と言えるのは、とりあえず「ドジョーマン・ノダ・ソーリー」さんかな。韓国では本当に「どじょう鍋」をおいしく食べたって。頑張ってくださいね。
そこで作ってみましたよ、CGで。みんなが望むスーパーヒーロー。
ウサギ型マスクの「ウサンクス・ジョーンズ」です。胸のマークが示すように、原発問題のエキスパートなんです。すべての電力を自然エネルギーで供給する日まで、ウサンくさくてちょっとたよりないけど頑張ります。(☆4)
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☆1:彼がスーパーヒーローになった理由はこちらのビデオで紹介されています。
☆2:クリスチャン・サイエンス・モニターが、米国とメキシコにいる、コスチュームを身につけたRLSHをたくさん紹介してくれたそうです。
☆3:「バリオ」とはメキシコで「地区」を意味する。「スーパーバリオ」は地区の英雄といった意味だそうです。
☆4:3Dステレオ画像はこちら。