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7月 24, 2016の投稿を表示しています

彼らが一番よくわかっている

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大学で映像の作り方を教える授業がある。授業といっても実習タイプなので、学生が各々自分の好きなテーマでショートフィルムなどを作る。
当然のことながら、手間をかける学生もいれば、手を抜く学生もいる。この辺は大人の世界と同じである。締め切りに間に合わなそうな学生は、あの手この手で時間短縮をはかる。ネットのアイデアパクリから、アプリのテンプレ流用、他人の作品へのただ乗りなど、いろいろとやる。
最終講評会で、その小細工を見抜けずに「おおー、このアイデア凄いなー」とか、「えらく手が込んでるね」などと褒めてしまったら、教師として恥ずかしいことになる。それに、たとえそれに気づいたとしても、ほかの学生の前で、それをズバリ突くのも可哀想かとも思う。
こういう時には、実にいい方法がある。 学生による投票、つまりライバル同志による多数決である。
不思議なことにこれが実に良い評定結果を出す。しかもまず間違うことなく「時間と手間をじっくりかけた労作」が上位に選ばれるのである。
手間暇かけて愛情を注がれた作品の価値。 それを、彼ら自身が一番よく分かっていたのだ。

ピーチュクやってます

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うちで10年以上も同居してくれているヤマブキボタンインコのココアちゃんは「ものまね」はしない。正確に言うと、こちらが期待するような「ものまね」はしない。「おはよう」とか「ココアちゃんげんきー」とか、インコらしいことは言わない。

世の中には、脱走して家に戻れなくなったが、交番で自分の家の住所が言えたために無事に帰宅したという天才型インコもいるという。その点、うちのココアちゃんは実利的な学習には興味がない。うちの家族らしい性格だ。

むしろ人間の言葉よりも、卵をかき混ぜる箸が「キンキン」と当たる音や、爪切りの「パチパチ」とはじける音といった変わった音に反応する。高音がよく聞こえるのだろう。電話のピロピロいう着信音や、AKBの歌声も好きなようだ。

機嫌の良い時にはひとりでよくしゃべる。「ピーチャラコーチャラピーチュク」と、いつまでも話している。それに寝言もよく言う。がく、っとなりながら「ピチョピヨ」とか言ってる。意味はわからないが、やっていることは人間と同じではないか。

おしゃべりなのに話が通じないというのは残念だ。だが、だからこそ平和なのだ。たとえ何かの悪口だったとしても気にならない。おかげで10年間ケンカしたことはない。てか、ケンカになりようがない。