同期ができない

ドロップボックスを使って、日記アプリを同期していたら大変なことになりました。


iPhoneと、PCの両方に同じ「Day One」というアプリを入れて、データを同期させて使っているのです。とても便利で気に入ってました。しかしあるときに、妙なことに気づきました。iPhone側でのエントリー数は1,933。それなのに、PC側では、3,233になっているぞ。

双方で数が全然合わない。なにこれ?それで、PC側のエントリーを、過去にさかのぼって調べてみました。すると出てくる出てくる、同期時の衝突によって生まれた不要なファイルがぞろぞろと。まったく同じタイトル、同じ内容のエントリーが山ほどある!

さっそくうちのITコンサルタントの息子に相談したところ「とーさん、だめだよー。同期するアプリを両方で同時に立ち上げちゃ」とのご指導をいただきました。なるほどそういうものか。

僕としては、ふたつのアプリを同時に立ち上げて同期しても、うまいこと先に生まれたデータを優先して、どちらかを消してくれるのだと思っていました。よくよく考えて見れば、データの転送にかかる通信のスピードだって一定ではないし、アプリにしてみれば「一体どっちが正しいの?」という事態も起きるわけだね。その時に親切なアプリは「念のためにぜーんぶ残しておきますからね」ということで、コピーをどっさり作ってくれるのでした。

しらーん顔して「こんなもん、いらんやろ」って消されてしまうよりはよほどましですが、ちょっとびっくりしました。このことがあってからというもの、同期するアプリの立ち上げの際には、きちんとした手順を考えて行うようになりまして、類似の事故は減りました。成長しました。

思えば、アプリだけではありませんね。
人と人の間の同期というのにもエラーはつきものです。

ちょっとした会話の行き違い。
スケジュールの勘違い。
メールの内容の誤解。
人間世界の「同期エラー」も、実は多発しています。

アプリとちがって穏便で親切な処理が行われるとは限らない。

「何じゃこいつ」「もう知らん」「顔も見たくない」といった、致命的データエラーになることもある。

水差しにはいって首をかしげているハイビスカス。
花たちの世界には、メールも電話もないけれど、
となりどうしでなんかうまいこと同期して生きていますね。

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