心のベルが鳴っている
まるまる一週間のあいだお世話になった病室。その入り口の僕の名札には、こんなクリスマスの飾りがつけられていた。こういうちいさな思いやり、とてもうれしい。突然の疾患で入院した身としては、それなりに傷ついている。そこに、こういうプラス・ワンの暖かみをいただく。看護婦さんのちょっとした心遣いが、ゆったりとした癒しとなって伝わる。
クリスマス。
日本人にとっては、宗教的上の風習でもなく歴史的慣習でもない、イベントなのだけど、どこかまわりをいたわり、同胞、親戚みんなが幸せだろうか?と心配し合い、きづなを確かめるシーズンになっている。なにか、胸の真ん中あたりが、ぽかぽかと暖かくなる日々。
赤く反射する丸いボール。グリーンのリボン。小さな黄金のベル。
その小さなベルが、心の中で鳴っている。なぜなのだろう。このベルが、友人のことを思い出させてくれたり、家族のことを思い浮かべさせてくれたり。僕の心に、ただ、懐かしい思いを沢山つめこんでくれる。ちいさなベルが心で鳴っている。
みなさまへ、メリー・クリスマス(=゚ω゚)ノ