素晴らしい人たち


たいへんな大雨がつづく中、研修で関西に出張してきました。交通機関の乱れを心配したけれど、新幹線はなんとか動いていて無事に帰宅できました。新大阪駅のコンコースは、払い戻しや乗車変更の人たちが長蛇の列で並んでいましたが、特に殺気立つようなこともなく、みな整然と順番を待っていて、なんの混乱も感じられませんでした。さすがは日本。

大阪より戻って市川駅のホーム。そこにお腹を抱えてうずくまる人がいた。気にしながらも立ち去る乗客が多い中で、一人の女性が声をかけていた。その女性は少し話をすると、そのまま駅のコンビニで水を買って戻ってきて、うずくまっている人に飲ませてあげていた。貧血のようだ。私も何かしなければ。ホームの事務所で駅員さんを呼ぶなどお手伝いたしました。

その後ホームでの女性は、何もなかったように立ち去りましたが、世の中に真に良い人とはいるものです。

先日、麻布のツタヤでこんなことがありました。うっかり2階フロアのトイレに携帯をおいたまま売り場に戻った私。しばらくDVDコーナーを徘徊して、気づいた時にはだいぶ時間も経っていた。焦ってトイレにダッシュで戻りました。

すると驚いたことに、ある長身の男性が、私の携帯を持ったままトイレ前に立っていた。なんと私のこと、あるいは電話がかかってくるのを待っていてくれたのだ。なんていい人なのだろう。どこにも届けずに私のことを待っていた。こんな良い人がいるのか。

初めて訪れたポーランド。彼の地でもあちらこちらで親切にしてもらう体験をしました。良い人たち、素晴らしい人たちというのはどこにもいて、そういう方に出会うことが本当の幸せだな。と、そのように思うのでした。


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