アイドロイド?

アクトロイド-DER (☆1)

嵐が大好き。でも韓国スターはもっと大好き。韓国文化も大好き。こういう学生が私の研究室にいます。もちろん女子です。彼女の卒論のテーマは、とにかく自分が大好きな「韓国」をテーマにすることにしました。韓国にも何度か足を運んでの力作論文が出来上がりました。タイトルは以下のとおり。

「Kポップの興隆に見る韓国経済の強みの研究」

韓国経済をテーマにしているようですが、やはりこれは、エンターテインメント業界そのものに注目した研究。こういうテーマで研究出来るのが、東京工科大学・メディア学部の特徴なんですよ。さてこの研究。最終発表を聞いたところ、なかなか面白いことを、いろいろと見つけてくれました。

彼女が調べた、韓国アイドルビジネスの鉄則とは

1:10代の若いアイドル候補生を徹底的に探し出す
(大学美人コンテスから小学校までローラー作戦でスカウト)

2:インファーム・システム
(親とは離れて住み込みで徹底的に教育育成)

3:巨額な投資費用を事務所が負担
(広告費はもちろん、歯の矯正や美容整形費用も)

4:期間限定の契約
(10年契約などで、初期投資を回収したら解散)

5:カルチャーテクノロジー
(タレントやアイドルを文化商品と位置づける)

楽曲ダウンロードでCDの売り上げが落ち込み、日本の音楽業界は危機感に満ちている。そこに殴り込みをかけるKポップ。元気なKポップのアイドル。彼らが日本の芸能界を席巻してしまうのは時間の問題かもしれない。だってほんとに彼女たちって、可愛いし、ダンスもうまいし、英語や中国語、日本語が話せて頭良さそうだし。

しかしここで驚きの事実。SMエンタテインメントなど、韓国の芸能事務所はみな、日本の芸能界から経営術を学んだのだそうです。80〜90年代の日本のアイドルビジネス手法が、いまの韓国ポップス業界で応用されているのだ。まるで、トヨタなどの自動車業界の「カンバン方式」が、世界の製造業に取り入れられたのと同じですね。

好景気に湧いたかつての日本。あの高度成長期には、すべてがオートメーション文化で彩られて、どこか人工的。アイドル本人の素顔は分からず、仮面の下に隠されたまま。プラスチック製品が大量生産されたのと同じで、アイドルたちも量産された。ルックスも似ていて、ちょっと工場でつくられたアンドロイドのよう。

アイドロイド?

でも、これからのアイドルは、量産されなくとも、高収益でもなくていいのじゃないのかな? 等身大で人間の心を持った、人間らしいアイドル。普通の女の子に受け入れられる日常の歌を歌う、どこにでもいるような少女。そういうんでいいんじゃないのかな?別に、完璧な美しさも、歌のうまさもいらない。

そうだ。どうせなら、となりにいる本物の彼氏や、すぐ目の前の彼女を、自分のアイドルってことにしたらどう?


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☆1:アクトロイド-DER
株式会社ココロが開発したイベント専用ロボット。
日本語、中国語、韓国語、英語の4カ国語で会話が出来る
案内役として、愛・地球博長久手会場では4機が稼動した。

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