褒められてなんぼ


このブログを書く時間、つまり深夜になるとうちのリビングには僕と食洗機だけとなる。家人がそれぞれの部屋で眠りにつこうとする時間、僕は食洗機がぶつぶつ言うひとりごとを聞いている。

「がーちゃらがーちゃら、ごーちゃらごーちゃら、こーんなにはたらーいてるんですげど、ぶくぶくぶくー。がーちゃらがーちゃら、なにかねぎらいのこーとばないっすかねー」

うるさいね。黙って働きなさい。しかしだな。なるほど食洗機の気持ちになってみればだ。そう、彼の(彼女?)気持ちとしては、まあ、たまには褒められてみたい。と、まあそういう気持ちも分からないでもない。

うんうん、ご苦労様。いつも有難う。君のような働き者で正直者がいてくれて、どんなによかったか。僕は言葉にはしないけれども、いつもそう思っていたんだよ。照れくさくて言い出せなかったけど、本当にありがとう。(=゚ω゚)ノ

食洗機さんだけでもないのです。いまの若者たちも、なかなか褒めてはもらえない。

基本、オトナになったら、誰も褒めてはくれないもの。今日はこどもの日? 子供のころってのは、それもかなり小さいころは、やれ「走った」だの、やれ「しゃべった」だの、「ゲームを覚えた」だの、いちいち親が褒めてくれたもの。過保護だよねー。ちっちゃい頃は。その反動でしょうか。大学生にもなると、親も含めて誰も褒めてはくれない。一切褒められない。ぜんぜん褒められない。

でもだからって、拗ねちゃいけませんよ。大事なことは、自分で自分を認めることですね。「俺ってすげー」みたいなことを、鏡に向かって自分に言わないといけないんです。自尊心とかいいます。でないと、病気になりますよ。人間というものは、基本的に「誰かに認めてもらう」ということが必用なのです。

その点でいうと「自然のもの」ってすごいな〜。絵に描きましたが、このトマト、本当においしい。家内の友人が、そのまた友人が育てているのを送ってくれたのです。このオレンジ色。(トマト色とはなぜか言わない)まさに太陽の光を受けて、それをすっかり身にまとった感じ。誇らしそうです。自信たっぷり。しかしトマトは賛辞を要求しないです。褒められなくとも十分に誇らしげだ。

「俺ってすげーうまい」

そんな台詞が聞こえてきそうな、三人のトマトでした。いいね!自信たっぷりのトマトさん。人間もこうでなくちゃね。見習いましょう。

明日からは大学も通常スケジュールにもどります。(明日は祝日開講なんですよ[涙])みんな自信を持っていこうね。自分の信じた道をいくのだー! 誰にも褒められなくともいくのだー(=゚ω゚)ノ

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