ウォーター・ワールド

NASAのホームページを見ると、いまも宇宙人探しは続いているようだ。


宇宙人探しといっても、地球防衛網を突破してくるUFOを探知しているとか、MIBのように、一般市民に紛れて地球征服の陰謀を働いているET を捕まえるとか、そういうことでは無いらしい。

地球から見ると針の先のような狭いエリアでも、実は何千という銀河がひしめき合っているらしい。ハッブル宇宙望遠鏡などが持つ超高性能な眼で見ると、その針の先のどこかに、地球とよく似た環境の惑星がいくつも発見できるかもしれないのだ。

ドキドキするな。

宇宙の果ての果てに、僕にそっくりの生物が、今夜の晩酌のおつまみの心配をしたり、番組予約の確認したり、ブログを書いてたりする… かもしれない、ってこと?そしてそこは、きっと地球と同じように「声明の母である」豊かな海の星、つまりウォーター・ワールドだろう。

ニーチェによると、この世界は「永劫回帰」するので、過去に一度起きたことは、これから何度でも繰り返し同じ事として起きる。これも、まあ、まさかね、と、おおかたの現代の哲学者たちは言っているのだが。

一方、物理学者のジョージ・ガモフ先生も同じようなことをいっている。宇宙が無限にあるものだとしたら、過去に起きた事と全く同じことが起きることは、十分にあり得る。

ここからは、ササキ流の無茶苦茶の夢物語ですけどね… ええと、もしも、ニーチェ先生やガモフ先生のおっしゃることがあたっているとして、NASAの宇宙人探査を見守るとすると、これは大変エキサイティングなことになる。

宇宙の果てのどこかに、僕達よりも一億年前の地球が見つかったり、僕達よりも、一千年進んだ地球が見つかったり、とにかくいろんな時代の地球が、見つかるかもしれないのだ。

それを見られるとして、
一番見つかって欲しいのは、2058年くらいの地球。
僕の一生が終わる頃の地球。

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