恐怖のネジ工場
デザイナーの仕事って不思議だ。デジタル・ツールのおかげで、作業が大幅にスピードアップし、作品のクオリティも上がった。それなのに仕事の量は減らない。給料も上がらなかった。それはなぜなのか不思議だ。前回の投稿でそんなことを書きました。
その後、フェースブックの友人から「早く、その先の答えをのべよ」と激励されました。僕はいろいろと考えをめぐらしました。
例えばあなたは、一流デザイン事務所「ウルトラ企画」で働くハヤタ・デザイナー。売れっ子なので、毎日沢山の仕事を抱えています。しかし、徹夜でがんばった結果、予定よりも早くデザインが仕上がりました。そして、部長にこう報告します。
「カワサキ部長。ゴモラ商事さんのパンフ原稿ですが、さきほど完成いたしました! 明日が締め切りだったのですが、一日早く終わらせました」
「ふむふむ。早いね。さすがはハヤタ君だ」と部長。
このあと部長は、どんな言葉を続けるるでしょうか。( つづく )