火水未済 Get link Facebook X Pinterest Email Other Apps - Thursday, December 31, 2009 今日は2009年の大晦日。「易経・一日一言」から31日のページをめくってみた。易経六十四卦の最終にある「火水未済(かすいびせい)」が載っていた。未完成の時を説く卦(か)である。その説くところは以下の通り。 完成を終わりと満足しては、発展がない。自分が未完成であるということに気づくことで、人間は謙虚になり、努力成長しようと思うのだ。科学技術の発展も、ひとりの人間の成長と同様、終わることのない失敗と挑戦の繰り返しにならざるを得ない。 Get link Facebook X Pinterest Email Other Apps
九方皐 - Friday, December 18, 2009 馬が特に重要な国力の一つである秦国の穆(ぼく)公の時のこと、ある日、公は名馬を見抜く名人である伯楽を呼んで「お前も年をとった。お前の一門に馬を相(み)させられる者があるか」と聞いた。 伯楽は「自分の子供はみな下才なので、良馬程度ならば見方を教えられるのですが、天下の名馬となると、これの見方を教えることは口ではできません。そのかわりに、私の貧乏仲間に九方皐(きゅうほうこう)という者がおります」と答えた。 そこで、穆公は九方皐を引見して馬を求めさせた。三ヶ月たったある日、彼は「見つけました。沙丘におります。牝の黄毛でございます」と報告した。穆公は早速引き取らせに使者を遣ったところ、それは牡の黒駒であった。「だめだ。お前の推薦した九方皐というやつは、馬の毛色や牝牡さえわからぬ奴ではないか」と伯楽を叱った。 伯楽は、逆に感じ入った様子で、こう言った。「そうですか、九方皐はそのレベルにまで達しておりましたか。彼が観るのは天機というべきもので、その精を得て、その粗を忘れ、その内に在って、その外を忘れ、その見るべき所を見て、その見ないでもいい所を見ず、そんな所にかまっていません。彼が馬を相する段になると、馬なんてものを見ていません、馬よりも貴いものがあるのでございます」。 安岡正篤著「老荘のこころ」より p.72 原典は「列子」説符、「淮南子」道応訓 つづきを読む>>> つづきを読む >>
新聞王は1931年式ロードスターを買った - Monday, September 16, 2013 1931年式フォード・ロードスターである。長崎新聞文化ホールの玄関に展示されていた。展示プレートの写真を撮り忘れたので、正確ではないが、確か何代目かの社長が外遊の折に買い求めたものらしい。(☆1)長崎新聞は、明治12年(1889)、当時長崎で唯一の日刊新聞だった保守系の「鎮西日報」に対抗して創刊されたという。(当時の名前は長崎新報) 当時の日本人にとってどれだけ高価なものだったのか想像もつかない、こんなすごいものを購入できたのだから、新聞社の社長といえばそれは、大変な勢いだったのだろう。新聞こそが、近代日本を切り開いてきた情報革命の中心だった。そんなことを、このワインレッドに輝くマシンが語っているような気がする。 つづきを読む >>
通じ合ってるはず - Sunday, March 20, 2016 柴又かなん亭の置物 シーザー もうすぐ大学は新学期。今日は、北京から留学生が6人来日。羽田から八王子のアパートまで、リムジンバスの道中を共にした。みんなアパマンとかレオパレスとかを通じて、中国から入居申し込みをして来た。初めて日本に来て、すぐに鍵を受け取れるというのはすごい。お互いの信用を確かめられる世の中になったのだ。知らず知らず、グローバルに風通しの良い世界になっている。 昨年、北京へ行ってみてよくわかった。今の中国の若者たちは、日本の良さを沢山知ってくれている。アニメやゲームはもちろんだが、美味しくヘルシーな日本食や観光地、歴史的な場所の名前など、本当によく調べて知っている。日本の若者と中国の若者は、言葉を超えてどこかで十分に通じ合っているはずだ。 今や、日本は家電や自動車などで、世界をリードする立場にはなくなりつつある。崩壊する社会保障、失速する産業経済、環境汚染などたくさんの難題。 でも、まだまだこれからだ。今回もきっと若い世代が、新しい時代を切り拓いてくれるだろう。明治維新のときと同じように。さてそうなると問題は、むしろ僕たち親父世代が若い世代をどのようにサポートできるかだ。山内容堂、島津斉彬、幕末の賢候のようになれるかなー。 つづきを読む >>