自動翻訳の不思議

引き続き「ガモフ全集・別冊1」より

「去る者日々に疎し」という文章を、電子計算機で自動翻訳した結果が面白い。
かなり昔のことだが、あるひとが行った実験。電子計算機の黎明期に、自動翻訳(英語→ロシア後→英語という翻訳)を試みた結果、以下のような深淵な答えが得られたという。
初期値:「去る者日々に疎し( Out of Sight, Out of Mind )」
最終値:「見えない気ちがい( Invisible Maniac )」

私は自動翻訳の専門家ではないので正しい実験はできないが、とりあえずもっとも手近なところでひとつやってみることにした。お世話になったのは「excite翻訳」というサイトである。
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まず英語から日本語へ。
" Out of Sight, Out of Mind "は、ちゃんと「去る者日々に疎し」になった。

それでは日本語から英語へ。
「去る者日々に疎し」は、” It is ignorant of the person date that leaves. ”となる。なるほど。英語では、こういうふうに言えばいいのか!意外と変わった言い回しだ。

よし、ではもういちど、英語から日本語へ。
あらら、” It is ignorant of the person date that leaves. ”は、” It is ignorant of the person date that leaves. ”のままだ。変換されないぞ。簡単すぎて翻訳拒否なのか、難しいのか。

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