オリオン座

美しいなー。スピッツァー宇宙望遠鏡がとらえた「オリオン大星雲」の赤外線写真です。
(photo:  Spitzer image of the Orion nebula in the infrared overlaid with XMM-Newton X-ray data in blue. NASA)

2010年4月6日このオリオン大星雲が発する「右巻きの円偏光」について、大変興味深いニュースが報じられました。国立天文台のメンバーをはじめとする日英豪米による研究グループが発表した「オリオン大星雲が発する円偏光」についての研究成果の発表です。

人間を含めて、生命体を構成している「アミノ酸」は立体構造を持っています。そしてそれらは、L型(左型)とD型(右型)に分類されている。試験管の中でつくられるアミノ酸には、その両方が均等に存在します。

ところが、地球上の生命を構成するたんぱく質はアミノ酸から構成されているが、ほとんどが左型になっているのです。なぜなのでしょうか?この謎を解き明かすことによって「地球上の生命の起源」についての知ることが出来るのではないか。そのように言われています。ちなみに、宇宙から飛来する隕石から採集されたアミノ酸には「右巻きと左巻き」両方があるのです。

国立天文台の研究グループは、円偏光をとらえる近赤外線偏光観測装置(SIRPOL円偏光モード)を開発して、オリオン座の星形成領域であるオリオン大星雲の中心部の円偏光撮像の観測を行ったところ、円偏光の広がりは太陽系の大きさのおよそ400倍以上に相当することがわかったのです。

ちなみにオリオン大星雲における「円偏光」は、ある方向に右巻きが放出され、別の方向に左巻きが放出されているのです。どちらにせよこれだけ強力な「円偏光」の光にさらされていれば、その付近のアミノ酸は、すべて「どちらか巻きだけ」になってしまうだろうということです。実に納得がいく話だと、私は思うのですが。

国立天文台・宇宙の特殊な光から地球上の生命の起源に新知見
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