やはりそうか!


このところ、このブログもお休みがちだったのは、ある「お仕事」にかかりっきりだったからなのである。その「お仕事」というものが何だったかというと、それはなんとプログラミングなのであった。アナログ人間のわたくしとしてはガラにもないことである。しかしこれが実に「楽しい」のである。

なぜ楽しいのか。それは、そのプログラミングの作業が、とても創作的だからなのである。オブジェクト指向言語というのだそうだが、コンピュータの言葉による命令のしかたや、ルールの決め方などが、とてもわかりやすい。そして、とても自然界のルールに近いのだ。そこがとても気に入っている。

オブジェクト指向言語には「クラス」という概念がある。ある特定の性質や働きを持ったプログラムの集団なのだが、これらがとても植物的だったり、動物的だったり、とにかく自然界にあるルールに近いのだ。例えば、おやつをあげると、シッポを振ってワンワンしゃべる「イヌ」というクラスを定義すれば、そいつは、おやつをあげればいつだってそういう行動をする。その逆に、居眠りしている状態の「イヌ」というクラスに、何をしても反応しない。

さらに面白いのは、この「クラス」というものが「遺伝」することだ。親にあたる「クラス」から、その性質をひきついだ「子供のクラス」は、親が持っている性質を備えた上に、新しい能力や性質を獲得する。「オーバーライド」といって、親の性質を変えてしまうやつもある。

ここに「ピンクのユリ」が咲いている。この「ユリのクラス」をひきついで、「花の色パラメータ」を「ブルー」にすれば、ブルーのユリが誕生する。「ユリ」という親の性質をすべて引き継ぎながら、花びらの色だけをオーバーライドするのだ。

今日とどいた「ナショナルジオグラフィック 2013年7月号」に、「DNAに残る共通の遺産」というコラムが載っていた。それによると、人間の遺伝子の内容のうち、90パーセントはチンパンジーといっしょである。ニワトリとは65パーセントが、ショウジョウバエとは47パーセントが同じである。なんと、お酒の醸造につかわれる酵母ですら、18パーセント共通しているという。

これって「クラス」だよね。酵母クラスを線虫クラスが引き継いで、そのまたクラスをショウジョウバエがひきついで。人間というものが、自然界に存在するすべての生命と「親クラス」を共有するという証拠になるらしい。人類みな兄弟。そして生きているものみな兄弟。これってどうも真実のようなのだ。

プログラムをしていてこんなことを感じるって不思議だね。おそらくプログラムそのものも、自然界の原理のようなものに従って進化しているからなのだろう。そんなことを思うのでした。それでは、みなさまおやすみなさい。遅い時間におつきあいいただきまして、有難うございました。(=゚ω゚)ノ

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