象のインターネット
象たちはインターネット網でつながっている。
2004年12月26日のスマトラ沖地震で、津波がタイ南部の町カオラックを襲った。ここでは象が人間を救った。カオラックで飼われていたゾウ8頭は、スマトラ沖で地震が起きたころ、突然鳴き始めた約1時間後、再び鳴き、客を乗せていた複数のゾウが突然丘に向かってダッシュ。客なしのゾウもつながれていた鎖を引きちぎって後に続いた。当時ビーチにいた、外国人観光客ら少なくとも3800人は逃げ遅れ、津波にのみ込まれた。(当時のロイター伝より抜粋)
ライアル・ワトソン著「エレファントム」には、この話のような象についての信じられないようなエピソードが満載だった。(スマトラ沖地震での津波の話は無い)昨年末に手にした「エレファントム」は、早速私のお気に入りの一冊となった。しかし、残念なことにワトソン氏は、この本ともう一冊の「思考する豚」を残して、2008年にこの世を去ってしまった。