ジョンの魂


ジョン・レノンは、いまやきっと、神様の隣の席にすわってるんだよ。

そう思いたくなるのも当然でしょう。だって、今日のように世界中の人々が、一斉にその魂に祈りをささげるようなことがあるものだろうか。YoutubeでもTwitterでも、JLに溢れた一日。こうして彼の生誕70年を、世界の多くの人が「世界平和」というメッセージとともに、彼を思い出している。世界を平和にしたいという気持ちを、これだけ多くの人に伝えたジョンは、すごい。

デビュー間もない時期に「僕はキリストよりも有名だ」と発言したことで、ビートルズのレコードの不買運動などキリスト教信者からの大反発を受けたジョン。でもきっと、もう70歳にもなって、神様もすっかり許してくれたんだね。

EMIのバランス・エンジニアだった、ジェフ・エメリックが書いているが、ジョン・レノンの " Across the Universe "を、初めてスタジオで聞いた時には、本当に鳥肌が立つような気持ちだったという。あのギター一本と歌声だけでも、まるで全宇宙を超えていくような広がりを持つ名曲。現在、モノ・リマスターボックスの、Mono Master 2 に収録されているのが、その時のオリジナル・テイクだということだ。今聞いても、ジョンの心が、宇宙と同じくらいに大きく広がっていくイメージに溢れる。

アメリカの先住民、チェロキーの信仰は、とても大きくとても深い。しかも彼らは、それを人生が続いている間に、自分の心と体で体現できることを知っている。インディアンの少年が、祖父母から人生についての大事な教えを受ける小説「リトル・トリー ( The Education of Little Tree )」の仲で、少年の祖母がこう語る。

「だれでも二つの心を持っているんだよ。ひとつの心はね、からだの心(ボディ・マインド)、つまりからだがちゃんと生きつづけるようにって、働く心なの。 <中略> でもね、人間はもうひとつ心を持っているんだ。からだを守ろうとする心とは全然別のものなの。それは霊の心(スピリット・マインド)なの」「霊の心が大きく力強くなってきたら、昔自分のからだに宿っていた命も全部見とおせるようになるの。そこまで行くとね、からだが死ぬことなんてもうないのとおんなじになっちゃうの」

人間の命にも限界があり、人間の力にも限界がある。そのために人間は、不安や不満からのがれようとして、悩み苦しむ。その限界ある世界からの救いを指し示した、釈迦の教えは「解脱」だった。チェロキーの信仰は、仏教が教える「解脱」という心の究極の境地に近いものがあると思う。そして、ジョン・レノンが残してくれた、数々の楽曲にも。

ジョン・レノンのスピリット・マインドは、きっと今、この世界を愛で満たしてくれているのじゃないかな。これだけ沢山の人々が、愛と平和を意識する一日だったんだもの。ジョン、宇宙を超えて僕たちを見守っているんだよね。 Happy Birthday ! 70 years...


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