プティ アクイーユ



長年お世話になっている高校の先輩が岩手県で、「プティ アクイーユ」というシャルキュトリー(☆1)のお店を始めた。フランス料理シェフの息子さんのために製造しているのだけど、レストランへの卸し以外にもネットでの販売もしているとのこと。早速お試しセットを送っていただいた。この絵は「鳥レバーのムース」の瓶詰めです。

先輩に聞いたところ、防腐剤は使っておらず、岩塩や天然の発色剤に、もともと含まれる防腐効果だけで製品化しているとのことで、瓶詰めにする行程の管理は大変なものだと聞いた。それに材料も各地から新鮮で良質なものが入った時に作るということであった。

ふだん僕たちがコンビニなどで買っている食品の多くには防腐剤が使われている。広域での大量消費社会の宿命で、長時間保存できる食品だけが長距離の運搬に耐える。ほんとうは、この先輩のお店のようにな手作りで純粋な食べ物を、地元で消費するというのが理想なのだ。岩手県に住みたくなった。


- - - - - - - - - - - - - - - - - -

☆1:シャルキュトリー
細かく刻んだ肉類などを練り上げて成型したパテやテリーヌなど、赤ワインとの相性が良いおつまみとして、レストランやカジュアルな飲食店に並ぶメニューです。

Popular posts in Avokadia

レイチェル・リンド

九方皐

クリングゾルの最後の夏